創業時の資金繰り表の作り方|倒産させないためのキャッシュフロー管理を中小企業診断士が解説

創業時の資金繰り表の作り方|倒産させないためのキャッシュフロー管理を中小企業診断士が解説

「創業融資も無事に下りたし、補助金の採択もされた。これで当面の運転資金は安心」――そう考えている創業者の方に、まず知っていただきたいことがあります。それは、会社が倒産する最大の原因は「赤字」ではなく「キャッシュ(現金)不足」だということです。

実際、帳簿上は黒字なのに支払い能力が尽きて倒産してしまう「黒字倒産」は、創業期の企業にこそ起こりやすい現象です。売上は順調でも、入金タイミングと支払いタイミングのズレを管理できていなければ、ある日突然「銀行口座にお金が足りない」という事態に陥ってしまうのです。

この記事では、大分市で創業支援を行う中小企業診断士の視点から、創業時に必ず作るべき資金繰り表の作り方と、倒産を防ぐためのキャッシュフロー管理のコツを、初心者にもわかりやすく解説します。読み終えたときには、明日からでもエクセルで資金繰り表を作り始められる状態になっているはずです。


目次

H2:黒字倒産という現実 ― キャッシュフロー不足が引き起こす問題

「うちは黒字だから大丈夫」――この油断こそが、創業期の落とし穴です。

中小企業庁の「中小企業白書」をはじめとする各種調査でも、廃業企業の主要因として「資金繰りの悪化」が常に上位に挙げられています。創業から5年以内に廃業に至る企業のうち、決して赤字経営ばかりが原因ではなく、利益が出ているにもかかわらず資金ショートを起こすケースが少なくありません。

なぜこのような事態が起こるのでしょうか。理由はシンプルで、売上の入金と経費の支払いのタイミングがズレるからです。

たとえばこんなケース。

  • 4月に100万円の仕事を受注し、納品も完了
  • 売上計上は4月(帳簿上は黒字)
  • ところが入金は「請求書発行の翌々月末払い」で6月末
  • その間に外注費・家賃・人件費の支払いが先に発生
  • 4〜5月の支払いが手元資金を上回り、資金ショート

利益は出ているのに、現金が足りない。これが黒字倒産の典型です。とくに法人向けのBtoBビジネス、士業、コンサル、エンジニアなど、請求から入金までの期間が長い業種ほどリスクが高くなります。

だからこそ、創業者には「損益(PL)」だけでなく「資金繰り」を見る目が欠かせません。利益と現金は別物――この感覚を腹落ちさせるところから、健全な経営は始まります。


H2:創業時の資金繰り表の作り方 ― 3か月先まで予測するシンプルな方法

では、具体的にどのように資金繰り表を作ればよいのでしょうか。難しく考える必要はありません。エクセルやGoogleスプレッドシートで、月次・最低3か月先までを見える化することから始めましょう。

基本フォーマット(シンプル版)

項目 4月 5月 6月
①前月繰越現金 1,000,000 800,000 500,000
②営業収入(入金)
 売上入金(現金) 200,000 250,000 300,000
 売掛金回収 0 0 1,000,000
③営業支出(出金)
 仕入・外注費 100,000 200,000 300,000
 人件費(自分への報酬含む) 200,000 200,000 200,000
 家賃・通信費 50,000 50,000 50,000
 水道光熱費 20,000 20,000 20,000
 その他経費 30,000 30,000 30,000
④財務収支
 借入金返済 0 50,000 50,000
⑤翌月繰越現金(①+②-③-④) 800,000 500,000 1,150,000

ポイントは以下の3つです。

1. 「発生主義」ではなく「現金主義」で書く
売上が立った月ではなく、実際にお金が入る月に記入します。同様に、経費も支払いが発生する月に書きます。これが資金繰り表の最大の特徴です。

2. 最低3か月先までを予測する
1か月先だけでは手遅れになります。3か月先までシミュレーションすることで、「7月に資金が足りなくなりそうだ」と早めに気付けます。気付けば、追加融資の相談、入金交渉、支払いサイトの調整など、打てる手が広がります。

3. 月末ごとに「実績」と「予測」を比較する
作りっぱなしでは意味がありません。毎月末、予測と実績の差を確認し、ズレた原因を分析する。この習慣が経営者としての金銭感覚を育てます。

慣れてきたら、項目を細分化したり、悲観・標準・楽観の3パターンを作ったりすると、より精度の高い資金管理ができるようになります。


H2:ユナイテッドシェア大分が選ばれる理由

資金繰り表を「作る」ことよりも、実は「作り続け、相談しながら見直す」ことのほうが何倍も重要です。一人で抱え込んでいると、つい後回しになってしまうのが資金繰りなのです。

ユナイテッドシェア大分は、大分市末広町、大分駅から徒歩5分の場所にある創業支援特化型のシェアオフィスです。単なる作業場所ではなく、創業者のビジネスを成長させるための環境を整えています。

選ばれている理由は、大きく次の4つです。

1. 中小企業診断士が運営している
運営は合同会社白眉コンサルティング 代表・堀寿弘(中小企業診断士・応用情報技術者)。資金繰りや事業計画、補助金活用など、経営に関する相談を気軽にできる環境は他のシェアオフィスにはない強みです。「この資金繰り表、ちょっと見てもらえますか」が言える場所です。

2. 大分駅徒歩5分の好立地
JR・バスでのアクセスはもちろん、車での来訪にも便利な立地です。お客様や取引先との打ち合わせにも使いやすく、営業活動の拠点として機能します。

3. 固定費を大きく抑えられる
自前のオフィスを借りれば、敷金礼金・内装費・光熱費・ネット回線などで初期費用だけで数十万〜100万円以上。シェアオフィスなら、これらが月額利用料に含まれた状態で利用開始できるため、創業期のキャッシュフロー管理が圧倒的に楽になります。

4. オープンスペースで仲間と出会える
資金繰りの悩みは、同じ立場の創業者だからこそわかり合えるもの。フリーランス、士業、一人社長など、多様な業種の利用者と自然に交流できる環境は、孤独になりがちな創業期の大きな支えになります。


H2:こんな方におすすめ(利用シーン)

ユナイテッドシェア大分は、こんな方々に特にご好評いただいています。

ケース1:これから創業する大分市内のフリーランスエンジニアの方
「在宅では集中できない」「打ち合わせ場所が欲しい」「事業計画と資金繰りも一度プロに見てもらいたい」――そんな方に最適です。作業環境と相談相手が同時に手に入ります。

ケース2:自宅住所を法人登記に使いたくない一人社長の方
プライバシーを守りつつ、大分駅近くの一等地住所を活用したい方。商談や請求書の送付先として信頼感のある住所を持てるのは、BtoBビジネスでは大きな武器になります。

ケース3:別府市・由布市など近郊から大分市に通う士業・コンサルタントの方
税理士・行政書士・社労士・経営コンサルなど、お客様との打ち合わせが多い士業の方は、大分市中心部の拠点を持つことで顧客接点が広がります。

ケース4:副業から本格的な独立を考えているリモートワーカーの方
平日夜や週末に副業を進めたい方にも、自宅とは違う「仕事スイッチが入る空間」として活用いただけます。先輩起業家との会話から、本格独立のヒントが見つかることも少なくありません。


H2:よくある質問 FAQ

Q1. 資金繰り表は税理士に作ってもらうものではないのですか?
A. 税務申告とは別物で、資金繰り表は経営者自身が作るべきツールです。日々のお金の動きを把握できるのは経営者本人だけ。もちろん税理士や中小企業診断士にチェックしてもらうのは非常におすすめです。

Q2. エクセルが苦手なのですが、簡単に作れますか?
A. 上記のシンプルなフォーマットなら、四則演算ができれば十分作れます。大分商工会議所や日本政策金融公庫のサイトでも無料テンプレートが公開されていますので、まずはダウンロードして埋めてみることから始めましょう。

Q3. 創業融資の前に資金繰り表は必要ですか?
A. 必要です。日本政策金融公庫や大分県の金融機関で創業融資を申し込む際、事業計画書とあわせて資金繰り計画を求められるケースがほとんどです。融資審査の通過率にも直結します。

Q4. ユナイテッドシェア大分では、資金繰りの相談もできますか?
A. はい。中小企業診断士の堀代表が直接お話を伺います。シェアオフィスの利用検討段階から、お気軽にご相談いただけます。

Q5. 内覧だけでも可能ですか?
A. もちろん大歓迎です。「まずは雰囲気だけ見てみたい」という方も、お気軽にお問い合わせください。

Q6. 大分駅からのアクセスはどのくらいですか?
A. 大分駅から徒歩5分、末広町1丁目の「ユナイテッド末広ビル3F」にあります。雨の日でも歩きやすい距離です。


まとめ

創業期の倒産原因の多くは、赤字ではなくキャッシュフロー不足です。だからこそ、資金繰り表を作り、3か月先までの現金の動きを「見える化」することが、事業を継続させる最大の防衛策になります。

最初は完璧を目指さなくて構いません。シンプルなエクセル表で、入金と出金、月末残高を埋めていく。それを毎月見直して、実績との差を確認する。この地道な積み重ねが、5年後・10年後の事業の姿を大きく変えていきます。

そして、一人で抱え込まないこと。相談できる相手と環境があるかどうかも、創業の成否を分ける重要な要素です。


CTA

運営スタッフは中小企業診断士です。
シェアオフィスの利用はもちろん、創業・経営に関するご相談もお気軽にどうぞ。
資金繰り表の作り方、事業計画書の書き方、補助金・融資の活用など、創業に関わるあらゆるご相談に対応しています。
まずはお気軽にお問い合わせください。
▶ 無料相談・見学予約はこちら


運営:合同会社白眉コンサルティング 代表 堀 寿弘(中小企業診断士・応用情報技術者)
所在地:大分県大分市末広町1丁目5-16 ユナイテッド末広ビル3F(大分駅徒歩5分)

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

堀 寿弘(中小企業診断士・応用情報技術者)のアバター 堀 寿弘(中小企業診断士・応用情報技術者) 合同会社白眉コンサルティング代表社員(中小企業診断士・応用情報技術者)

堀 寿弘(ほり としひろ)
合同会社白眉コンサルティング代表/中小企業診断士・応用情報技術者。経済産業省認定 経営革新等支援機関。

大分駅前のシェアオフィス「ユナイテッドシェア大分」を運営。
のべ1,500件超の相談実績を活かし、大分の創業者・小規模事業者を伴走支援しています。
「正解を押し付ける」のではなく、あなた自身が答えに辿り着くお手伝いをしています。
経営のご相談や施設の見学は、お気軽にどうぞ。

目次